コラム

流行りのVape、E-Cigaret、電子タバコの違い。 種類と仕組みを解説

流行りのVape、E-Cigaret、電子タバコの違い。 種類と仕組みを解説

最近耳にする機会が増えてきたvapeですが、実際にどのようなものであるかを知っている人は決して多くないのではないでしょうか。電源が必要なタバコ型の機器にはいくつか種類があり、vape+B2:N5一つ、電子タバコに該当します。iQOS、Ploom Tech、Kent Gloなどの加熱式タバコと比較してみましょう。

YUNA
YUNA
サイト管理人のYUNAでーす。

今回は初心に返って、「一体Vapeって何なの?」ってところを説明しようと思います!

RISA
RISA
どもー!確かに最近は一気に流行ったからみんな名前は知ってるけど、仕組みとかなんなのか知らない人もいるかも!

アタシみたいにね!

YUNA
YUNA
RISAってば管理人なのに知らんのかーーい!

それじゃあ電子タバコと言われるiQOS、Ploom Tech,Kent Gloと合わせてVapeを解説していくよん♪

電子タバコ iQOS(アイコス)とは? 仕組みについて

アイコス
YUNA
YUNA
まずは一番有名なアイコスから紹介!マルボロ系が吸えるよ!

電子タバコと聞いて、多くの人が最初に思い浮かべるのがiQOSですが、iQOSはフィリップモリス製の加熱式タバコです。

加熱式タバコとは、タバコ葉を加工したものを加熱して得られる蒸気を吸引する喫煙具です。

タバコ葉を使用して、ニコチンなどの一般的なタバコと同じ成分を体内に取り込むことになるため、たばこ税の課税対象になります。

また健康への影響も一般的なタバコとあまり変わらないとされています。

ただし、タバコ葉を燃やすことによって発生するタールはiQOSでは発生しないため、タールが及ぼす健康害は無いと言えます。よく見る肺が真っ黒になっているのはタールによるものですね。

また燃やさないので煙ではなく、水蒸気が発生します。副流煙が発生しないのが特徴ですが、喫煙者の呼気(水蒸気)にはニコチンが含まれるため、受動喫煙のリスクは存在します。

iQOSは2015年に日本での販売が開始され、現在は全国で手に入れることができます。

タバコ葉を加工したペーストが入っている専用のヒートスティックをホルダーに差し込んで喫煙をします。

iQOSは加熱式タバコの中でも人気が高く日本での電子タバコのシェアの80%を占めます。

一般的なタバコに近い風味が楽しめると評判ですが、一方でタバコとは違った、iQos独特の臭いも強いのも特徴です。

  • タバコ葉を燃やさないのでタールが発生しない
  • 加熱した蒸気からニコチンのみを摂取できる
  • 一箱で吸える量はタバコとあまり変わらず、値段も変わらない。コストパフォマンスはタバコと同じ

電子タバコPloom Tech(プルームテック)とは?仕組みについて

電子タバコPloom Tech(プルームテック)とは?仕組みについて
YUNA
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お次はMEVIUSが吸えるPloom TECH!

Ploom TECHは日本たばこ産業(JT)製の加熱式タバコです。

2016年にテスト発売が開始されましたが、全国での販売が開始されたのは2018年のことです。

前身となる製品PloomはiQOS日本上陸以前から販売されていましたが、やはりiQOSの圧倒的な知名度と人気には勝てないようです。

Ploom TECHは約30℃というかなりの低温(参考:iQOSは約300℃、gloは約240℃)で加熱するため、臭いが抑えられるのが特徴です。

また他の電子タバコ同様に燃やさないのでタールが発生しません。

直接タバコ葉を加熱するのではなく、水蒸気を専用のカプセルに通して吸引するという仕組みも独特です。

また、日本たばこ産業は、Ploom TECHは有害物質の発生量が、一般的なタバコに比べて大幅に少ないという発表もしています。

しかし、やはりタバコらしい風味や吸いごたえは他の加熱式タバコに比べて少ないようです。

  • 低温加熱のため、吸気の水蒸気の臭いが少ない
  • タバコ葉を燃やさないのでタールが発生しない
  • 加熱した蒸気からニコチンのみを摂取できる
  • タバコ感、吸いごたえが少ない

KENT gloとは?仕組みについて

KENT gloとは?仕組みについて

gloはブリティッシュ・アメリカン・タバコ製の加熱式タバコです。

2017年に日本での全国発売が開始されました。

iQOSの仕組み同様、タバコ葉の入った専用のネオスィックを本体に差し込んで喫煙をします。

細身のネオスィックを外側から加熱する仕組みです。

iQOS同様、高温で加熱するため、たばこに近い風味や喉ごしが味わえます。

iQOSと違う点としては、Ploom TECH同様に一回の充電で連続して吸い続けることができる点が挙げられます。
(iQOSは1本吸う度に本体に差し戻して数分間充電する必要があります)

また、形状も他の加熱式タバコとは違い、glo本体は箱型をしているのも特徴です。

この箱型の本体にすべての機能を集約することで、シンプルな操作を実現しています。

臭いやたばこ感はiQOSより弱く、Ploom TECHより強いため、より軽くタバコを楽しみたい人に向いているようです。

  • タバコ葉を燃やさないのでタールが発生しない
  • 加熱した蒸気からニコチンのみを摂取できる
  • 一箱で吸える量はタバコとあまり変わらず、値段も変わらない。コストパフォマンスはタバコと同じ
  • 吸い心地は、iQOSとPloom TECHの中間。

Vapeとは?仕組みと違いについて

Vapeとは
YUNA
YUNA
それじゃあいよいよVapeの説明だよ!

vapeとは香料を含んだ液体(リキッド)を加熱し、その蒸気を吸引するもので、電子タバコとは本来はこのvapeのみを指します。

元々、海外から始まったVapeはリキッドにニコチンが含まれているため、蒸気からニコチンを吸入することができ、タバコの代替品として広まりました。

しかし、日本では薬事法の規定により、国内で販売されているリキッドにはニコチンが含まれていません。

ニコチン入りリキッドは個人輸入でのみ入手することができ、譲渡や販売は禁止されています。つまり、国内で購入するリキッドに関してはニコチンもタールも含まれない無害なものとなります。

セレブを中心にオシャレカルチャーとして広まっている

YUNA
YUNA
海外セレブでもVape愛好者が沢山いるよ!

日本でもケンドー・コバヤシさんとか清春さんとかVape吸ってる芸能人が最近はすっごい増えてるみたい!

パリス・ヒルトン

Lady Gaga

ケイティー・ペリー

ジョニー・デップ

レオナルド・ディカプリオ

購入時はVapeリキッドのニコチン表記に注意

ただしVapeの有害性については度々議論されていて、特にニコチンの混入と有害物質の発生の有無が大きく取り上げられています。

まず、ニコチンの混入については、2010年の消費者庁の調査(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000zlvf-img/2r9852000000zm39.pdf)が根拠の一つになっています。

ニコチンを含まないと表示されている製品からもニコチンが検出されたとあります。ニコチンが検出された製品は中国製もしくは製造国の記載が無いものであるため、信頼できるブランドやメーカーのものを購入することで対策ができます。

ただし調査年が古いため、改善がなされている可能性もありますが、電子タバコは業界も市場もまだまだ発展途上であり、粗悪な製品も存在することを覚えておきましょう。

販売ページにニコチン含有量がしっかり明記されているものを購入するようにしましょう。

ニコチン・タール以外の有害物質はあるのか?

有害物質の発生については、海外の実験でホルムアルデヒドが検出されたことがあります。

しかしホルムアルデヒドの発生については現在のところ再現性がな​いとされていて​​​、客観的かつ科学的な事実とは言い難い部分があります​​​。

次に、国立保健医療科学による実験​​​(​​​https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000066481.pdf​​)​​​​​​でvapeで吸入した水蒸気からカルボニル化合物が検出されたことがあります。

しかし厚生労働省の実験では、高濃度のカルボニル化合物が検出された電子タバコではコイルに過剰に電流が流れて焼け焦げていたという結果があり、一定の安全基準を満たした製品を正しく使う場合にはほとんど起こりえないものと考えられます。

これを示す研究結果(https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/add.12942)も2015年に出ています。こちらについてもやはり、粗悪な製品を避け、正確な知識を持ち、安全を心がけて使用することが最も重要な対策になります。